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脳の右側で描けメモ

今日は絵を描くのを休んで、「脳の右側で描け」を流し読みしました。

その内容をメモしていますが、まだあやふやな部分があるので、今後はそこを読んでいきたいです。

今後は脳の右側で描けのワークブックを買ってやってみようか検討中です。

はじめに
この本では「端部の知覚」「スペース(空間)の知覚」「相互関係の知覚」「明部と暗部の知覚」「全体の知覚(ゲシュタルト)」という5つの基本技能を修得することを目標としてます。
これら5つの基本技能を身につけることで、”目の前に見えている何か”を描くことができるようになります。
一般的な芸術的な本では「記憶によって描く」と「想像によって描く」という2つの基本技能について説明されていますが、これらは上で挙げた5つの基本技能が身についていることが前提となります。

筆者は脳の機能をLモードとRモードという二つのモードに分けています。
Lモードは言語が支配するモードで、Rモードは描くのに適した物の見方ができるモードです。
一般的にはLモードで考えるほうがなじみがありますが、この後の練習を通してRモードに意識を転換するコツも学んでいきます。

1.画を描くことと自転車にのること
絵を描けるようになることは自転車に乗れるようになることと似ています。
自転車の乗り方を習得した人がその乗り方をうまく説明できないように、絵を描けるようになった人がその描き方をうまく説明できない点も似ています。
ただ自転車ならばたいていの人が乗れるようになりますが、絵を描くのに適した”ものの見方”はなかなか身につけられません。
絵を描けるようになる上で厄介なっことは、描くことよりも”ものの見方”を切り替えることです。
描くモードになりさえすれば、顔であろうと風景であろうと難易度は変わりません。

2.画の実習、一歩ずつ
これ以降の課題は、従来の思考モードから徐々に新しい情報処理モードに移行するように考えられているため、最初から順番にこなしていくことが大事です。
最初の実習では自画像、記憶で描いた人物、自分の手を描きます。
記憶で描くことは、自分の中にあるシンボル(思い込み)を引き出して描くことになります。
このシンボルは単純化されているため幼稚園児が描くような絵になりがちです。
これを象徴体系といいます。
これ以降のトレーニングを通して、この象徴体系を回避し、自分が見ているものを正確に描けるようようにしていきます。
この本によって「ものの見方」と「描き方の基本的な5つの技能」を習得していきます。

3.あなたの脳の右と左
脳は右脳と左脳に分けられます。
左脳は言語的・分析的なのに対して、右脳は非言語的・総合的なモードであるとされています。
絵を描くことに適したモードは右脳モードとされています。
この本では左脳モードをLモード、右脳モードをRモードと表しています。

4.クロスオーバー、左から右への転換を体験する
この章の課題は、絵に不向きではあるがよく使われているLモードから、絵に向いているがあまり使われていないRモードへの転換を体験するために行います。
見たものをみたままに描くには脳のモードをLモードからRモードに転換させなければいけません。
このモードの転換を意識的に出来るようにすることが、描くことを学ぶということです。

この「花びんと顔」の課題では顔を描いているという認識をせず、ただ言葉で何も考えないことが正解なのです。
例えば、「ここは鼻で……」とか「口と鼻の関係は……」のように部分の名称を挙げてはいけないのです。
一方で「このカーブは……」とか「この角度は……」のように空間的な比較をすることが、Rモードになるカギとなるのです。

次の「逆さまの画を描く」課題では、LモードからRモードへ転換した後でどんな感覚になったかを思い出すことで、モードの転換(違い)を認識できます。
意識を転換する方法を学ぶカギは、左脳では処理できないか処理したがらない視覚情報に注意を向けることです。

5.記憶を引き出す、画家としてのあなたの経歴
西洋社会では、大多数の大人の画力は10歳前後のレベルで止まっています。
つまりは思春期の始まりが画力の向上をとめてしまうのです。
思春期になるとリアルな絵を描きたくなりますが、自分の画力との差を認識してしまい、描くことをやめてしまいます。

幼少期にはシンボル(思い込み)を使って描いています。
例えば、太陽は丸くそのまわりに線を放射状に描く、といったことが挙げられます。
一方でリアルな絵を描くにはこの思い込みを捨てなければいけません。
例えば立方体の各面は正方形ですが、リアルに描くには各面を正方形に描いてはいけないという、不合理な過程を受け入れなければなりません。
この過程を受け入れられなければ描けば描くほど誤りがひどくなり、次第に絵を描かなくなってしまいます。
ここで問題となるのは、これまで蓄積した知識が、目の前にあるものをあるがままに見ることを妨げている点です。
つまりはLモードが優位となりRモードが黙殺されてしまっています。
リアルな絵を描くにはLモードからRモードへの転換方法を習得することが重要となるのです。

Lモードは細部にわたる知覚に我慢できません。
目の前のものが何であるかが分かればそれで良く、それを細かく見ることはしようとしません。
例えば、目の前に時計があればそれが時計であることが分かれば良く、文字盤の数字がそれぞれどんな形をしているかとか、長針や短針、秒針の形がどうなっているかは気にしません。
つまりは見たものを、言葉としてのシンボルに置き換えてしまうのです。
目の前のものを見ていても、本当には見ていないという状況です。
これは頭の中の思い込みで見ている状況なので、見たものを見たままに描けないのは当然だといえます。

6.シンボルを回避する、端部と輪郭との出会い
この章では「純粋輪郭画」という課題を行います。
この課題はLモードにとっては退屈なものなので、しばらく続けていると自然とRモードへ移行できます。
Lモードはすばやく認識しようとするのに対して、Rモードは非言語的にゆっくりと細部を知覚しようとします。
最初の知覚技能である「端部」の知覚をここでは行いました。
端部とは二つのものが一緒になっている部分のことで、輪郭のような二つのものの境界を意味します。

次に「修正輪郭画」という課題を行います。
ピクチュアプレイン(アクリル板)を手の上に置いて、それをなぞり描きをします。
この課題により、絵を描くこととは「ピクチュアプレイン上に見えるものを紙にコピーすること」という結論が得られます。
考え方としては、現実にある3次元のものを描きたいときには、カメラで写真(2次元)にして、それをトレスすれば絵を描ける、ということと似ていると思います。
ただし、これはあくまで考え方が似てるだけであって、実際はカメラを使わず自分の目で見て、それを絵として表現できるようになることが目標なので、このような課題を行います。
この課題を行うときに、どうしても”爪”などの名称を思い浮かべたくなりますが、そうはせずに端部を描いていると意識することで、Lモードになるのを抑えられます。

7.スペースの外形の知覚、ネガのスペースの肯定的側面
この章では二つ目の技能である「ネガのスペースの知覚」を習得します。
ネガのスペースとは、注目しているものではない、背景部分のことです。
人のシルエットを思い浮かべると分かりやすいかと思います。
人のシルエットの内側がポジのスペース、外側がネガのスペースといった具合です。
ネガのスペースは背景部分なので言語化した知識が無く、Lモードではうまく描けず、Rモードで描くことになります。
”こう見えるはず”という知識というか思い込みによって描かずに済むことも、ネガのスペース(Rモード)で描くメリットです。

絵を画面内にうまく収め、最初の部分をうまく描き始めるために、基本となるユニットを使います。
ユニットとは基準となる部分のことで、そこの長さを1としたときに、他の部分がどのくらいの長さになるかを測るのに使います。

8.新たなモードによる相互関係、目測による遠近法
ここでは3つ目の技能である「相互関係の見方と描き方」を習得します。
よく画家が片目を瞑りながら鉛筆を持ってる手を前に伸ばしているイメージがありますが、あんな感じのことをやります。
相互関係の目測は、角度を測ることと、比率を測ることで行います。
絵を描くときの目測は、必ず比較によって行われます。
ユニットに比べて、どれだけ長い、傾いている、といった具合です。
傾いているものを捉えるときに、数字で角度を考えるというよりも、そこで出来る形を覚えておいて、それを紙に描くといったことが大事です。

また遠近法では仮におかしな比率だと感じても、見たものを見たとおり正確に描くようにすることが重要です。
直感的にはおかしな感じがしても、そのまま描くことで正しい絵が描けます。

9.前向きに、やさしい肖像画
この章では顔を描きます。
一見すると顔は難しく感じますが、それは根深い象徴体系が他のものよりも強く作用するためであり、実際は目の前にあるものを描くということに変わりはありません。
ものを見ていても既存の概念や信念によって、その見え方が変化してしまいます。
例えば人の顔では目が重要視されたり、頭の上のほうは無視されたり、その結果目が顔上のほうにあり頭が欠けた絵を描きがちです。
そのためこれまで学んだ目測技術が重要で、計測によって得られた事実を受け入れ、その通りに描けばよいのです。

10.論理的な明部と暗部の価値
この章では4つ目の技能である「明部と暗部の知覚」を習得します。
光が当たることによって明部と暗部ができ、影を付けることによって立体的に見せることが出来ます。
他の技能と同様に、明部と暗部の知覚は無意識に行われているため、習得するにはこれを意識的に行わなければなりません。
Lモードは明部と暗部のほとんどを無視しています。
そのため、明部と暗部を知覚したとおりに描ければ、絵を見る人はそれらに気づきません。

11.色彩の美しさを引き出す
Lモードは混色を作る手順を指示することが得意で、Rモードは色相同士の関係を見ることが得意です。
色相環についても載っています。

12.描くことの禅、内なる画家を引き出す
第6の技能は「記憶によって描く」、第7の技能は「想像で描く」です。